馬も温泉大好き!!
馬の温泉療法・リハビリテーションを見学させて頂きました
シモゾノ学園では3年前より動物理学療法を学ぶ学科を新設しています。主に犬についてのリハビリテーション・理学療法ですが、動物へのリハビリテーションは競争馬が起源で、歴史は古く日本でも昭和34年には施設が設立されています。
施設には馬蹄に温泉マークが入った看板もあって、ホッコリ気分です。
温泉はこのようなお風呂設備になっています。
胴から下をお湯につけ胴体は上から温泉シャワーを当てていました。
いわゆる、打たせ湯です。
これは、内臓を温めすぎないということに注意を払っているようですが、長年の経験から最適な水位を割り出したそうです。
この温泉浴は、運動療法の最後に行うということで、馬ごとの状態に合わせてリハビリ療法メニューを施すそうです。
馬は本来、走ることが本能としてあるので、力走しないようにセーブさせることが調教師の腕の見せ所だそうです。
走らせた後は、患部を冷やすことが大切。
ホースで水を患部にかけてアイシング。
ウォーターウォーキングマシンは競走馬の多くが罹患する屈腱炎を起こす患部が丁度水につかる程度のプール内を歩行させることが出来ます。
調教の後のクールダウンやアイシング効果を利用した歩行が出来る、効率のよりマシンです。
物理療法:レーザー
物理療法:マイクロウェーブ
このほかに鍼や温熱療法などなどあらゆる物理療法の機器も効力を奏しているそうです。
これは、馬用のレントゲン
レントゲン機械を移動させて、患部の後ろにフイルムを当てX線を投射します。
これは馬用の水中トレッドミル
さすがに馬用。
長いです。
トレッドミルが回転し始めると、水しぶきをバシャバシャ上げて馬が走りだします。
両サイドで手綱を引いています。
その他に調教師と獣医師が付き添い、最低4人で一頭の水中トレッドミル療法を行うそうです。
水中である事で、浮力を利用し、関節や腱への負担は40%も軽減されるということです。
犬にも、盛んに水中トレッドミルの療法を勧められていますが、馬と犬の内臓構造が違うので一概に同様の効果を期待することは危険であると思います。
馬へのリハビリはしっかりと研究を積み、リハビリプログラムが確立されています。
馬へのリハビリを知ることで、学園の学生たちが担当する犬へのリハビリの重要性ややるべきことなど、多くの気づきが分かりました。
最後はやっぱり温泉浴。 お目目がとろ~~り。 早く良くなって、力走を見せてね ♡
see you next
エベレストは、やっぱri!!
コスモ・アースコンシャス アクト in 松本で野口 健さんの講演を聴講しました!!
野口健さんは、日本を代表するアルピニストであり、環境問題においても自ら率先して活動を積んでいることは言うまでも無く有名なことであります。
講演会があったら、聞いてみたいと常々思っていたところ少々遠いが、私が大好きな街松本で講演会があると知ったので、入場券をゲットし行って来ました。
まつもと市民芸術会館という、とてもモダンな会館で講演は行われました。
さっそうとランニングで野口さんが登場され、お話が始まりました。
講演は、昨年のエベレスト登山で酸素マスクの不調で危機一髪の英断で下山した話から始まり、登山家になったいきさつ、エベレストに挑戦した初回・2回目の悔しかった話、登頂できなかったから得られたこと、何故清掃活動を始めたか??義援活動などなど興味深々のお話を面白おかしく、聴衆をグングン惹きつけるように話してくださいました。
「自由ということは責任も伴うということ。」「人間は死を目の前にすると動物的本能で生きようとする」「して良い無理と、してはいけない無理がある」などなど、心に残る沢山の素敵なお話を伺うことが出来、とても良い時間を過ごすことが出来ました。
野口さんに、感謝感謝です。
そして、講演会を開催してくださったコスモ石油さんとJFMさんに感謝です。
余談ですが、まつもと市民芸術会館の玄関わきに、介助犬用のトイレがありました。
松本市は文化に優れた街だと、ここにも感激しました。